Bestore Award 2年連続受賞!
2018.04.172018年は 渋谷店 が眼鏡店世界一に
ミラノで毎年行われている 世界最大級の国際眼鏡展示会であるMIDO展(2018/2/24-26)にて、世界中の眼鏡店の中から優れた店舗に賞を授与するBestore Award授与式が25日に行われ、グローブスペックス 渋谷店が 新設されたBestore Award 2018のInnovation部門で 眼鏡店世界一に選ばれました。昨年のアジア初となるグローブスペックス代官山店 の受賞に続き、2年連続での受賞となります。
2017年度までは新規性や独自性、顧客を楽しませる様々な工夫などが評価項目であり、世界中から応募があった1000店以上の眼鏡店からトップ3を選ぶという方式でしたが、2018年度は新たにBestore Award Design部門と、Bestore Award Innovation部門が設けられました。Bestore Award Design部門はその名の通り、店舗のデザインを審査・評価して、設計の創造性や什器の素材使い、デザインの総合力が審査されます。一方Bestore Award Innovation部門は店舗のデザインはもとより、その革新性や変革力などソフトウェアの部分が審査対象となります。店舗の歴史をも含め
より顧客との関係性を深める創意工夫があるか、深い印象を残す店かどうかなど、ショッピング時の感動がある店かどうかが問われます。
審査員の構成は、世界中の眼鏡店を普段から特集して紹介しているヨーロッパの眼鏡業界誌の編集者、アイウェアのデザイナーや大メーカーの経営者、建築家、インテリアの専門家などからなり、本年は世界中から昨年を上回る数の応募がありました。
<今回の受賞について、代表:岡田哲哉からのコメント>
20年前の1998年春、グローブスペックス一号店を現 渋谷店の隣のビル3階でスタートしました。現在の店舗の4分の1ほどの広さでしたが「いつか世界一の眼鏡店にしたい」という思いで始動したのを今でもありありと憶えています。その時の「世界一」という意味は、売上の大きさや店舗数などではなく、「世界一メガネを買う楽しさと喜びが溢れるお店にしたい」、「メガネを通してお客様に幸せと満足感を与えられる世界一のお店にしたい」というものでした。そうして20年後の今、Bestore Award Innovation部門での受賞がこの上なく嬉しいものとなったことは言うまでもありません。
Design部門を受賞された店舗は、ドイツ・フランクフルトのお店とイタリアのお店です。どちらのお店もDesign部門の受賞店だけあり、非常にクリーンで特徴のある素晴らしい店舗デザインです。
一方、それとは対照的にグローブスペックス渋谷店はゴチャゴチャしています。なぜなら一気にデザインした店舗ではなく、20年かけてこつこつと積み上げてきたお店だからです。創業当時から使用している什器であったり、店舗内と外壁にはアーティストのお客様に描いて頂いた壁画や看板があったり、100年以上前のヨーロッパの眼鏡店看板・1940年代に作られた眼鏡の製造機械・1930〜40年代の眼鏡店の鏡などヨーロッパのコレクターや古い工房から譲り受けたアンティークが点在していたり、はたまた以前開催したリーバイ ストラウス社のコンセプトデザイナーの写真展で紹介された作品が飾られていたり、代表である自分のテイストがわかるような書籍・オーディオ、趣味の道具・好きな小物などを陳列した書斎の書棚など、挙げていくとキリが無いですが、これらの要素が相まって店内はゴチャゴチャしています。
しかしこのゴチャゴチャ感こそ、グローブスペックス20年間の軌跡なのです。
多くのデザインやアートワークは店で知り合ったお客様、またそのお客様の仲の良い人達や、グローブスペックスの活動を通じて知り合いになった方々によるもので、様々な方々のご協力によってこのお店は存在しているのです。特にブランドコンサルティング会社であるCIAのファウンダー兼CEOのSy Yu Chen(シー・ユー・チェン)さんは初年度からのお客様であり、今までのグローブスペックスの全店舗でのプラニングにご協力頂いております。また、デザイナーやブランドから譲り受けたアンティークの看板、古い眼鏡製造機械や昔の眼鏡店で使われていた鏡など、お取引のあるブランドやデザイナーの方々も店作りに関わってくださっています。もちろん頂戴したもの全てを店頭にディスプレイしているわけではありませんが、「ご来店頂く度に新しい発見のある店作りにしたい」、という思いもあって敢えて様々な要素を織り交ぜながら、意図的にゴチャゴチャ感を演出しています。
今回のBestore Award Innovation受賞は、グローブスペック単体で成し得たものではなく、こうした様々な方々のお力添えによるものであり、ある意味でご協力頂いた方々の受賞とも言えるのではないでしょうか。改めてお客様、そしてグローブスペックスと関係のある方々に厚く御礼を申し上げます。グローブスペックスの20周年にある一定のご評価を頂いたことにはなりますが、これはゴールではなくあくまでも通過点だと考えていますので、今後もお客様にとって喜びと感動のある店を、世界中の仲間達と共に追求し続けたいと思っています。
<グローブスペックス について>
「メガネを通してお客様に幸せと満足感を与えられる世界一のお店にしたい」という思いのもと、一号店は1998年、東京・渋谷にオープンしました。各国のユニークで付加価値の高いブランドとの交流が多数あった代表の 岡田は、それまでの海外勤務経験や世界中のブランドとの折衝業務を通じて、数多くの日本初上陸ブランドを導入。それが大きな話題となり、開店当初から多くのメディアに取り上げられることになります。
その後も海外での直接買い付けによるブランドの発掘や、大手セレクトショップやファッションデザイナーとの協業によるコレクション開発など、アイウェアの楽しさと可能性 を拡大しつづけています。
<店舗について>
店舗の作りは非常ユニークで、ニューヨーク、ポートランド、フィラデルフィア、パリ、ウィーン、ロンドンなど 世界各国のヴィンテージの家具や小物を厳選して、グローブスペックス独自の世界観を作り上げています。そこは 家具・照明だけでなく、古いコミックやアンティークのテニスラケットまでが揃う、オーナー 岡田の世界観を体現した空間であり、海外のお客様にも人気を博しています。また販売だけでなく、視力測定のために、遥々アメリカやヨーロッパから訪れるお客様も数多くいらっしゃいます。
クリエイティブ ディレクターは Sy Yu Chen氏。創業当時からのお客さまであるChen氏は、数多くの企業ブランディングや企業デザインなどにも従事。その豊かな経験とセンスと 岡田の審美眼によるセレクションがグローブスペックスに常に新たな息吹をもたらすのです。
サウンドシステムは、ヴィンテージのマッキントッシュの真空管アンプとヴィンテージのJBLを完備。ガラードのターンテーブルからは心地よいジャズが流れてきます。また お客さまであるアーティストさんが描かれた壁画や、植栽やお店の看板もグローブスペックスを語る上で欠かせない要素となっており、ショップをよく知るお客様との連帯感が感じられる空間なのです。