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IOFT 30周年記念講演の全記録 6

IOFT 30周年記念講演の全記録 6

また全スタッフ、ファッションとメガネの様々な掛け合わせが提案できるように、定期的に社内でもミーティングや情報交換を行ったり、フィナムなどネットのファッションメディアへ、メガネを掛けたファッションスナップに社員もチャレンジして、感度や提案のレベルアップに挑戦しています。
近隣のファッションの会社のデザイナー、バイヤー、ディレクター、ショップ店員の方々、そしてスタイリストさんやプレス業務関係の人達とも非常に仲良くして、良く情報交換を行ったり、相互に買い物をし合って、メガネの伝道師としてインフルエンサーになって頂いたりしています。ファッション業界との関係作りも積極的に行ってきました。春に20周年記念のパーティーを行いましたが、ファッション業界の方々も数多く駆け付けて下さり、よりファッション業界の一角に居ることを強く感じました。
ブログのリンクを表記
http://globe-specs.jugem.jp/?eid=988

弊社と同じく20周年を迎えられたベイクルーズグループのジャーナルスタンダードさんと合同のイベント企画として「Eyewear meets Clothingwear」というキャンペーンを行いました。
顔に着るものと、体に着るものと言うファッションアイテムを組み合わせると、メガネだけでは為し得ないファッション効果を楽しめ、服の場合でも顔付きからメガネでオシャレにすると服のファッション性をずっと高めることが出来る、と言う相乗効果を共同で提案すると同時に、ご近所で相互の20周年を祝い合う記念企画でもありました。
ブログのリンクを表記
http://globe-specs.jugem.jp/?eid=1055
http://globe-specs.jugem.jp/?eid=1056

IOFT 30周年記念講演の全記録 6

最後に
私自身毎日店に出ており、その際は一店員としてやっています。その上で本日お話ししたような様々な企画を行ったり、店のプランニングもやっていますが、新人の頃はもっと眼鏡の業界を楽しい世界にしたい、と言う事を会社で話すと「夢のような理想ばかり言って実際の実務と掛け離れているではないか。おまえは向いていない」と言う風にも言われてきました。

この様に纏めると、まるでずっと順風満帆で来たように聞こえるかも知れませんが、実際はいつも迷ったり挫折もしながらやってきました。迷ったり、悩んだりすることは誰でも同じです。20代前半に、眼鏡の道具としての高い機能性を提供しながら、もっと楽しいアイテムにして行ける仕事ではないかとの考えを、その時々で一番良い在り方や悩んだ末に出した結論に取り組み続けてきた、ある経営者と会社のお話しです。自分が信じたことをずっと継続して取り組んで行くと何かに発展する可能性がある、その実例ではないでしょうか。
今までの経験から私がアドバイス出来るとすれば、どんな仕事も考え方次第で面白くもつまらなくも出来るという事です。私が眼鏡業界に入った80年代は、通産省の当時の眼鏡経済白書で、完全に成熟した産業で、人口比で近視人口、老眼人口など需要が計算でき、あまり成長の余地はない、とされていました。考え方を変えて取り組むとまだこれだけ変化できる余地がありました。皆さんももっと楽しくしていこう、と言う意識で更に変えて行けば、今以上にユーザーの方々にとって眼鏡はもっと楽しいものになって行くはずです。皆でもっと良くしていきましょう!

IOFT 30周年記念講演の全記録 6