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IOFT 30周年記念講演の全記録 1

IOFT 30周年記念講演の全記録 1

日本最大の国際眼鏡
展示会IOFTの30周年特別講演にて弊社岡田が日本の眼鏡業界関係者に向けて講演させていただきました。「ニッポンの眼鏡業界が目指すべきビジョンとは?」というテーマを元にグローブスペックスが20年前の立ち上げ以降、一貫して大切にしてきた哲学や将来のメガネ店に必要なあり方を岡田自身の経歴を交えてお話させていただいた全内容を当日のスクリーンで使用した画像と共にご紹介いたします。それではご覧ください。

グローブスペックスは今年が20年目の節目となります。その本年のミラノ・MIDO展でBestore Awardの賞を授与し、世界一の眼鏡店に選定されました。

IOFT 30周年記念講演の全記録 1

毎年世界中1千店以上の応募店から3店が受賞するのですが、今までは欧米の店ばかりで、今回の受賞はアジアの中で初めてとなります。IOFT30周年という特別なお祝いの機会に日本の眼鏡業界に報告を出来る事を大変に光栄に思います。

本講演は、グローブスペックスの様な小規模の会社の店舗でも、世界で認知されたり、評価を受けられるチャンスがある、と言う一つの事例として皆様の参考にして戴ければ幸いです。

IOFT 30周年記念講演の全記録 1

自分の中の眼鏡店のあるべき姿のイメージは、35年前に眼鏡業界のキャリアをスタートした頃も今も基本的には同じです。なぜその様な考えに至ったのか、私がグローブスペックスを始める前からの事もお話しさせて頂きます。

まずは眼鏡の業界に入るまでの事をお話させていただきます。

IOFT 30周年記念講演の全記録 1

父親の転勤で、小学校4年生にNYへ移り、現地校に入り英語を覚えました。(但し完全にスラングでしたが。)授業でマリワナはダメで、コカインはもっとダメなど教えていてとても驚いた記憶があります。また当時ベトナム戦争に反対してヒッピーのブームがあり、伝説的なロックの野外コンサート、Woodstockが開催されていました。ロックとヒッピーの文化、そのファッションにも感化されました。当時はあからさまに人種差別があった事も子供ながらに記憶に残っています。

ファッションと出会い、常に周りにありました。
NYから帰国し、中学生となって帰ってきた場所が70年代前半の青山でした。70年代から80年代にかけては現在の日本のファッション全般の源流が生まれた時期で、VANジャケットが全盛で町がIVYファッションで埋めつくされていました。

IOFT 30周年記念講演の全記録 1

後にアルファキュービックが台頭して、日本にサンローランを紹介したり、レノマを大流行させて欧州のモードを日本に広めるきっかけとなった頃でした。

70年代中盤にはBEAMS1号店の立ち上がり、ハリウッドランチマーケットの立ち上がり、DCブランドの誕生などがありました。目の前の青山や原宿、千駄ヶ谷で様々なファッションが誕生して進化するのを、一番多感なティーンエイジャーの時期に経験し、その中で青春時代を過ごしファッションが空気の様に自分の回りにあり、自然と染み込んでいったのでした。こういった体験により、社会人になる前に英語とファッションの感覚、そして海外の異文化が自分の中に入り込んでいました。

IOFT 30周年記念講演の全記録 2を見る
http://www.globespecs.co.jp/news/information/detail.php?id=19&fr=def

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